舌下免疫療法

舌下免疫療法とは

スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法は、100年以上も前から行われている治療法です。主には、アレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われていますが、近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。
「舌下免疫療法」は、スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された患者さんが治療を受けることができます。(1)

適応症

スギ花粉症

花粉によるアレルギー症状は、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、下痢や頭痛など様々で
私たちのQOL(生活の質)を低下させる大きな要因となっています。
毎年スギ花粉が飛散する春先に以上のような症状でお悩みの方にはスギ花粉舌下免疫療法がおすすめです。
スギ花粉舌下免疫療法とは花粉症の根治を目指す新薬として開発された厚生労働省の承認を受けた薬剤を使った治療法です。国内では、2014年10月に保険適用となり、比較的新しい治療法といえます。国民の25%以上がスギ花粉症といわれています。(2)

ダニアレルギー性鼻炎

ダニ(ハウスダスト)通年性アレルギー性鼻炎は、室内塵ダニに対するアレギーが原因となって、くしゃみ、鼻水、鼻閉、そう痒感などの鼻症状が発現する疾患です。製薬メーカーの行ったアンケート調査では、日本人の23%以上の方が通年性アレルギー性鼻炎という結果となっています。思考力・集中力の低下による勉強・仕事・家事など日常生活のさまざまな場面で影響を及ぼします。ダニ(ハウスダスト)通年性アレルギー性鼻炎で以上のような症状がある方には、ダニ舌下免疫療法がおすすめです。
2014年に保険適応となったスギ花粉舌下免疫療法につづき、2015年にダニ(ハウスダスト)の舌下免疫療法が保険適応となりました。(3)

特徴

皮下免疫療法との違い

皮下免疫療法は、医療機関での投与が必要です。注射の痛みがあり、治療開始初期は頻回に通院が必要となります。
舌下免疫療法は、舌下への治療薬の投与のため注射の痛みがなく、自宅での服用が可能です。しかし、皮下注射と比べて、治療に対してのより深い患者さんの理解が必要になります。

副作用について

薬剤は、スギ花粉またはダニからの抽出成分であるため薬害はないと考えられています。服用直後に強いアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こす可能性がありますが、これまでの国内外での実績からきわめて稀であり、一般的に服用される薬剤と同程度の安全性とも言われています。
軽い副作用(副反応とよびます)はあるため、治療については、ご自身にもよく理解していただく必要がありますが、医師の指示に沿って服用いただければ、安全な治療と言えます。(2)(3)

本院の取り込み

治療方法

スギ花粉症の場合

スギ花粉を抽出した薬剤(液体)を下の裏に滴下します。2分間そのまま保持してから飲み込みます。初回から2週間は1日一回滴下する量を少しずつ増やし、3週目以降は同量を毎日舌下投与します。初回の舌下投与のみ医療機関で行い異変がないか確認します。その後は、毎日ご自身での服用となります。薬剤は甘酸っぱい味です。(2)

ダニアレルギー性鼻炎の場合

ヤケヒョウダニとコナヒョウダニが50%ずつ含まれる治療薬ミティキュアを用います。スギ花粉の治療薬シダトレンは液体ですがミティキュアは錠剤での治療となります。
治療薬の錠剤を舌下で1分間そのまま保持し溶かしてそのまま飲み込みます。5分間は、うがいなどはせずに過ごす。これを一日一回毎日実施します。(3)

治療開始時期

スギ花粉症の場合

スギ花粉の飛散する前後には、安全のため、治療を開始できません。治療の開始が可能なのは、6~12月治療開始とされています。
スギ花粉の飛散が始まる3ヶ月以上前からの治療が効果的といわれています。(2)

ダニアレルギー性鼻炎の場合

スギ花粉症の治療とは違い、通年を通して治療をすることができます。スギ花粉症と同時に治療開始することはいたしません。
少なくとも治療開始を1カ月間以上とって治療することになります。担当医師の指示に沿っての治療となります。(3)

出典

本サイトはデモサイトであるため、コンテンツは以下のサイトから引用しております。

  1. 舌下免疫療法とは – アレルゲン免疫療法ナビ
  2. 大野クリニック | スギ花粉舌下免疫療法
  3. 大野クリニック | ダニ舌下免疫療法